基礎代謝は季節によって変化するのか??

「冬太り」「正月太り」といった言葉があるように、冬は太りやすいと感じている人が多いと思います。

冬はお餅やおせち料理など、よく食べるイメージがありますよね。

しかし実際には、夏よりも冬の方が圧倒的に痩せやすいことをご存知でしょうか。

夏と冬で同じ量の食事・運動でダイエットをした場合、基礎代謝量の変化によって、冬の方が多くのカロリーを消費することができるのです!

今回は、ダイエットする上で必ず覚えておきたい、季節による基礎代謝の変化を中心にご紹介します!

目次

基礎代謝とは

そもそも基礎代謝とは、生命維持活動に最低限必要なエネルギーのことを指します。

  • 心臓を動かす
  • 体温を維持する
  • 呼吸をする

この3つで必要となるエネルギーなので、何か特別なことをしなくても、生きているだけで消費できるエネルギー(カロリー)であると、覚えておいてください。

なお、基礎代謝量は年齢によって変化しますが「男性なら1日1,500キロカロリー」「女性なら1日1,200キロカロリー」が平均的な目安です。

季節によって変化する基礎代謝量

基礎代謝量は、年間を通して一定ではありません。季節によって変化して、最も代謝が上がるといわれているのは、体温が下がる冬です。

夏は気温が高いため、汗を放出して体温を下げようと体が働きます。

一方、冬は気温が低いため、体を温めて体温を上げようとする防衛本能が働くわけです。

この体の仕組みによって、熱を生み出そうとする力がエネルギーの消費につながり、冬は夏よりも基礎代謝量がアップします。

とくに、冬から春にかけては代謝が一番高まる季節となるので、ダイエット効果をより実感しやすくなるでしょう。

基礎代謝が上がる冬は痩せるチャンス!

冒頭でもお話ししましたが、冬は体重が増えやすいと感じる人が多いと思います。

基礎代謝量がアップしているのになぜ太りやすいのか、疑問に感じる人も多いでしょう。

冬に太りやすくなる理由を考えるとすれば、主な要因は2つ挙げられます。

まず1つ目は、運動不足に陥りやすいことです。

気温が低い冬は、室内でじっとしている時間が長くなります。

基礎代謝量がアップしていても、体を動かすことでエネルギーを使う「運動代謝」が低下してしまいがちです。

また、家にいる時間が長くなるとお菓子を食べたりジュースを飲んだりする機会も増えます。

運動不足と摂取カロリーの増加が、冬太りを引き起こしてしまうのです。

そして2つ目は、冬はイベントが多いです。

クリスマスや年末年始といった、摂取カロリーが増えるイベントが重なることで、通常よりも多くのカロリーを摂取してしまいがちです。

とくに年末年始などは実家に帰省される方も多いことから、「今日くらいはカロリーを気にせずに美味しいものを食べよう」と思う方が多いかもしれません。

消費しきれなかったカロリーは体内に脂肪として蓄積されていくため、冬は太りやすいといったイメージが強い傾向があります。

したがって、この2つの理由をしっかりと理解し、太らないように工夫して生活していれば、冬太りを引き起こす心配はありません。

むしろ、基礎代謝量が増えている冬こそ、ダイエットに最適な季節といえるでしょう。

基礎代謝をさらにアップさせたい人は筋トレがおすすめ!!

基礎代謝をさらにアップさせ、痩せやすくて太りにくい状態を作りたいのなら、トレーニングで筋力をアップさせましょう。

先ほど、一日の基礎代謝量の目安は「男性1,500キロカロリー」「女性1,200キロカロリー」と説明しましたが、この違いは筋肉量にあります。

男性はもともと女性よりも筋肉量が多いため、基礎代謝量も女性より多いです。

この筋肉量によって変わる基礎代謝の仕組みを上手に利用すれば、女性であっても基礎代謝をさらに向上させ、太りにくい状態を作りだせることが可能です。

では、具体的にどのようなトレーニングが良いのか、さっそく見ていきましょう。

体幹を鍛える「プランク」

体幹筋を鍛えるトレーニングを行うと、基礎代謝がアップします。そこで積極的に行いたいのが、自宅でも簡単に取り入れられるプランクです。

マットを敷いた床の上にうつぶせ状態になり、腕・肘・足のつま先の3点で身体を支えて板状の姿勢になります。この姿勢を一定時間キープすることで、体幹筋を鍛えることができます。

短い時間でも、毎日続ければしっかりと鍛えられます!

下半身の筋力をアップする「レッグランジ」

レッグランジでは、主に次の3つの筋肉を鍛えることができます。

  • 大臀筋(お尻)
  • 大腿四頭筋(太もも表)
  • ハムストリングス(太もも裏)

下半身の広範囲を1度のトレーニングで鍛えることができるため、基礎代謝をアップさせたい人には最適です。

背筋を伸ばした状態で両足を肩幅程度に開き、片脚を大きく前に出して膝を曲げたら、腰をゆっくりと下ろしてください。後ろ足の膝が地面につくかつかないか位を目安に、重心を下げるのがポイントです。

姿勢が悪いと正しいトレーニング効果を実感することができません。全身鏡を見て確認したり、パーソナルトレーナーにチェックしてもらったりしてください。

下腹部が鍛えられる「レッグレイズ」

レッグレイズは、ぽっこりとしてしまいがちな下腹部を引き締めるトレーニングです。腹直筋下部にしっかりと力を入れることにより、高い効果を実感できます。

お腹まわりの筋肉量を増やすことで基礎代謝向上にもつながるので、まさに一石二鳥ですね。

やり方はいろいろとありますが、シンプルなのは脚をまっすぐと伸ばした状態で、仰向けに寝そべる方法です。

両脚のみを床から上に持ち上げ、その後はゆっくりと元の状態に戻します。脚が床に完全につかない状態で動作を繰り返してください。

なお、レッグレイズは通常の上体を起こす腹筋よりも、最初は体がきついと感じるでしょう。

無理をすると腹筋以外に力が入ってしまい、腰に負担をかけてしまう恐れもあるので、徐々に回数を増やすようにしてくださいね。

慣れてくると足にメディシンボールを挟んで負荷をかけることで、より効果的なレッズレイズが行えます。

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まとめ

基礎代謝が上がる冬でも、筋肉量が少ないと多くのエネルギーを消費することができません。

痩せやすく太りにくい状態をキープするためにも、日々の生活の中に筋力を強化できるトレーニングを取り入れてみてください!

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