呼吸を止めると、一時的に力が発揮される感覚を皆さんはお持ちでしょうか。例えば野球で球を投げる時や、バットを振る時などはイメージがしやすいかと思います。では筋トレ時に息を止め全力で高負荷をかける事は効果的なのでしょうか。今回はそのような疑問にお答えしたいと思います。

筋トレの呼吸は必要なの?実は大切な呼吸法

なぜ筋トレの呼吸は大切なのか

筋トレを行う際の呼吸はとても大切です。なぜかと言うと、息を止めてのトレーニングは健康へのリスクがあるからです。息を止めて力を出すことを「怒責(どせき)」と言います。

怒責を行うと、血圧が急激に上がってしまい心臓自体への負荷がかかったり、めまい・失神を起こす可能性があります。その他にも、加齢と共に環状動脈が硬化して酸欠になりやすくなりますが、心不全や心筋梗塞を起こしやすい状況になる事もあるのです。

負荷を持ち上げる時、息を吐く理由

一般的に筋トレの際には、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸う呼吸法が用いられます。

息を吐くと、体幹が固定されます。(体幹はベンチプレス、スクワットなど力を伝達する上で中心となります。)この中心が固定されていなければ、グラグラとなり重い物も持ち上げられなくなります。

息を吐くと腹筋は呼吸筋が収縮し体幹が仮定されます。つまり本来の与えるべき負荷量でのトレーニングが厳密に言うとできなくなります。実際にこのブログを見ながら息を吐いてみて下さい。腹筋がギューっと収縮する感覚が得られるはずです。

と言う訳で、息を吐く時に重い物を持ち上げる事は鉄則なので取り組んでみてください。

怒責でのトレーニングは?

一方で怒責を行い重い物を持ち上げる時もあります。ウェイトリフティングを行っている人がその代表例でしょう。怒責は息を吐く時よりも体幹が硬くなります。その為、極限に近い負荷を持ち上げる事ができるのでウェイトリフティングのような一瞬にして最大筋力を発揮しなければいけないパワー競技などで怒責は行われます。

怒責は先ほどもご紹介し通り、健康へのリスクが伴いますが、それはあくまでも初心者が見よう見まねで行った時のケースです。ウェイトリフティングの選手(怒責を行う方)は日常的に怒責を行っても耐えられるような血管ができているのです。その為、血管へ負荷がかかってもある程度は耐える事ができるのです。

怒責についてもご紹介をしましたが、鉄則は「力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸う」です。正しいトレーニング方法で、ケガなく健康な身体づくりをしていきましょう。

おわり