世界的大流行となっている新型コロナウイルス感染症ですが、この影響により生活様式が大きく変化しました。

その中でも、特に注目したいのが「マスク着用」です。

仕事や通勤・通学でマスクをするのはもちろんですが、筋トレやランニングといった運動時にもマスクを着用する人が増えています。

しかし、マスク着用でのトレーニングについては、次のような疑問を持つ人も多いでしょう。

  • マスクをすることでメリットはあるのか
  • マスクによって悪影響を受けることはあるのか

そこで今回は、マスクを着用することでトレーニングにどのような影響があるのかを中心にご紹介します。

マスク着用でトレーニングするとどうなる?

結論からお話しすると、マスク着用でのトレーニングはあまりおすすめできません。

なぜなら、次のような危険性が高まるからです。

心肺機能に負担がかかりやすい

まず1つ目の危険性は、心肺に負担がかかりやすいことです。

マスク着用で、ランニングやジョギングを行うと、体内に酸素を送り込んで二酸化炭素を排出するといった呼吸換気に、次のような変化が表れます。

  • 1分換気量が通常時と比較して24%減少する
  • 酸素摂取量が通常時と比較して13%減少する

参考ページ:【コロナ禍でのランニング調査】 マスク着用のランニングで心肺への負担が増大、呼吸困難もスポーツ科学の専門家「マスクランはゆったりとしたペースで」

これは実際に、マスク着用時と非着用時を比較した実験により明らかになった数字です。

酸素摂取量にそこまで大きな違いはありませんが、1分換気量が24%減少することにより、呼吸の回数が多くなるのがわかります。

つまり、マスクを着用して激しいトレーニングを行うと、心肺機能にかかる負担が大きくなってしまいます。

命にかかわる重大な病気を発症するリスクも高まるので、危険です。

熱中症になるリスクが高まる

トレーニングをして体を動かすと、体温が自然と上昇しますよね。

寒い冬であっても、体が暑いと感じることは多いと思います。

そんな、運動によって体温が上昇している状態で息苦しいマスクを着用していると、熱が体内にこもりやすくなり、非着用時と比較して熱中症になるリスクが高まります。

日によって気温の差が激しい屋外でマラソンやジョギングを行う人は、特に注意が必要です。

体調の変化に気がつきにくい

マスクを着用した生活に慣れてしまうと、トレーニング時のマスク着用による息苦しさは、日常的なものになります。

「苦しい」「辛い」と感じることが当たり前になってしまい、いつもとは違う微妙な体調の変化に気が付くことが難しくなります。

場合によっては、取り返しのつかないことになる可能性もあるので、マスク着用でのトレーニング時には、些細な変化にもしっかりと気を配らなければいけません。

長時間トレーニングができない

マスクを着用したトレーニングは、非着用時と比較して身体が疲れやすい状態となっています。

短時間の「筋トレ」や「有酸素運動」でも、疲労感を感じやすくなることから、長時間のトレーニングが難しくなってしまうでしょう。

特に、ランニングに関しては長い距離を走るのが難しくなるので、ソーシャルディスタンスがしっかりと保てる場所で、マスクを着用せずにトレーニングすることがおすすめです。

マスク着用トレーニングにメリットはなし!

マスク着用でのトレーニングには、残念ながら大きなメリットはありません。

心肺機能が高まると考える人もいますが、実験にて酸素摂取量に大きな違いが見られなかったことからも、そのようなメリットが得られる可能性は極めて低いでしょう。

反対に、マスクを着用してトレーニングすることにより、呼吸回数を増やして心肺機能に負担をかけるといった危険性が高まります。

マスク着用トレーニングに関するQ&A

ここからは、マスク着用トレーニングに関するQ&Aをご紹介します。

ネット掲示板等でよく質問されている内容となるので、ぜひ目を通しておいてくださいね!

Q トレーニングに適したマスクの種類はありますか?

飛沫を防止する目的でマスクを着用する場合、トレーニング時に最も適しているのは「スポーツマスク」です。

スポーツマスクには、息苦しさの軽減や速乾性を意識した素材が使われているので、通常のマスクよりも快適にトレーニングをすることができるでしょう。

ただし、ウイルスに感染するリスクを軽減する効果は、通常のマスクよりも劣る可能性が高いです。

「スポーツマスクを着用しているから大丈夫」とは考えず、人混みを避けてトレーニングするように心がけてください。

Q マスクを着用すると高地トレーニングになりますか?

高地トレーニングは、酸素濃度が薄い場所で運動することにより、次のようなメリットが得られます。

  • トレーニングのパフォーマンス向上
  • 持久力の向上

酸素濃度に大きな変化がない場所でマスクを着用しても、息苦しいといった共通点があるだけで、同じような効果は得られません。

まとめ

プロのスポーツ選手やランナーといったアスリートがマスクを着用していることで、マスク着用でのトレーニングはメリットがあると考える人も多いでしょう。

しかし実際には、今回ご紹介したリスクを高めてしまうだけで、大きなメリットを得るのは難しいです。

  • ソーシャルディスタンスが保てる場所でマスクを着用せずにトレーニングをする
  • スポーツマスクを着用して人混みを避ける

このような努力を取り入れながら、コロナ禍でも快適にトレーニングできる方法をみつけましょう!

PALプライベートジムでは、各店とも新型コロナウイルス対策を行いながらトレーニングを指導しています。

トレーニング初心者の方でもご安心いただける設備となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。